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堀内伸浩の「売れる文章」

第5回 お客様が増えるメール、減るメール<その2>

2008年5月8日

 
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こんにちは。文章コンサルタントの堀内伸浩です。
さて、今回も「お客様が増えるメール、減るメール」というテーマで書いてみたいと思います。

5.敬語の使い方が不適切な、タメぐちメール

皆さんが普段何気なく書いているメールが、自分でも気づかないうちにお客様を不快にさせてしまっていたとしたら・・・。怖いですよね。

では、どういう点に気をつければいいのか?さっそく解説していくことにしましょう。

●敬語で書いたつもりが・・・

このタイトルを見て、
「お客様に送るのに、タメぐち文章なんて書くわけないじゃん。学生じゃあるまいし」と、思われた方も多いことでしょう。

確かに、わざとタメぐち文章を書く人はいないと思います。

しかし、敬語で書いたつもりが、気がついたら、タメぐち文章になっていたということは、じつは結構あることなのです。

もちろん、すべての文章がタメぐちになるわけではありません。
一部がタメぐちになっているのです。

例えば、こんな感じです。

 「先日は私の話を聞いてくれて、ありがとうございました。
  近くへ来たら、お電話ください。」

どこがタメぐちになっているか、おわかりですよね?

そうです。
1行目の「聞いてくれて」と、2行目の「近くへ来たら」の2箇所です。

本来であれば、「聞いてくださいまして」、「お近くへお越しの際は」とすべきところです。

些細なことのようですが、こういう小さなミスが相手の心証を悪くすることもありますので、注意しましょう。

6.何が言いたいのかわからないメール

●売り込むと、お客様に嫌われる?

「で、結局、何が言いたいの?」

と、思わず叫んでしまうような文章も、じつは営業マンから送られてくるメールの中には、結構存在しています。

例えば、「新製品が出ましたので、よろしくお願い致します」といった内容のものがそうです。

これだと、何を「よろしく」なのかが、さっぱりわからないわけです。

  • ・買ってほしいのか?
  • ・来店してほしいのか?
  • ・説明に来たいのか?
  • ・ホームページを見てほしいのか?
  • ・資料請求してほしいのか?
  • ・モニターになってほしいのか?

こうしたことをハッキリ言わないと、お客様には通じないのです。

「でも、売り込みを前面に出してしまうと、お客様に嫌われてしまうのでは?」
と思われた方も多いことでしょう。

確かに、その通りです。
お客様は売り込まれるのが嫌いです。売り込みの話は聞きたくないと思っています。

しかし、厳密に言うと、これは正しい表現ではありません。

正確には、お客様は一方的な売り込みが嫌いなだけであって、自分のことを理解した上で、親身になってすすめてくれることに対しては、聞く耳を持ってくれるケースが多いのです。

「これは当社が社運をかけて開発した、すごく画期的ないい商品なんです」
といった独りよがりの文章や、
「お願いします。どうか私を助けると思って買ってください」
といったお情け頂戴の文章だと、売り込み臭がプンプンして嫌われてしまいます。

よほど親しい関係でない限り、お客様はあなたやあなたの会社の都合など、知ったことではないからです。

しかし、自分の立場や置かれた状況、気持ちなどをよくわかってくれていて、本心から自分のためになると思ってすすめてくれていることが伝わってくる文章であれば、お客様は嫌うどころか、むしろ好意を持ってくれるはずです。

ただし、そのような文章を書くためには、お客様のことをよく知らなければいけません。

何度か会ったことのあるお客様であれば、お客様との会話の中に悩みや問題がなかったかをよく思い出してみましょう。

まだ見ぬお客様の場合は、どんなことで悩み、苦しまれているのかを、想像してみましょう。

そして、その解決策をお客様の立場で真剣に考えるのです。

今の時代、型にはまったセールス文章では、お客様の心は動かせません。

お客様の心を動かせるのは、思いやりのある文章だけです。

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堀内伸浩の「売れる文章」

筆者プロフィール

  • 堀内伸浩
  • 堀内伸浩(ほりうち のぶひろ)
  • 文章コンサルタント

    1965年元旦生まれ。奈良県出身。同志社大学卒業後、食品メーカー、企画編集会社を経て、30歳でマーケティングライターとして独立。現在は、主に中小企業や個人事業主を対象としたチラシDM文章添削塾を主宰する傍ら、チラシDMセミナー講師、ビジネスメール研修講師、さいたま市産業創造財団のチラシDM相談員などを務めている。主な著書に『「書く」マーケティング』『書いて売れ!』『あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール』『ビジネスが加速する!すごい名刺』『最初の3秒で心をつかむビジネス文章術』『成功する!「ビジネスメール」入門』などがある。

    堀内伸浩公式サイト
    http://www.elm-p.com/

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