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堀内伸浩の「売れる文章」

第8回 伝わる文章、伝わらない文章<その2>

2008年9月29日

 
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こんにちは。文章コンサルタントの堀内伸浩です。
さて、今回は「伝わる文章、伝わらない文章」の2回目です。
では、早速始めましょう!

4.接続詞を正しく使っているか?

●接続詞は文章のナビゲーター

その昔、「接続詞をあまり使わないのが良い文章だ」と、ある方から言われたことがありました。

理由は・・・、

「論文っぽくなるから」ということだったように記憶しています。

確かに、接続詞が多用された文章というのは、堅くて説明っぽい印象があります。

したがって、エッセイなどには、あまり多用すべきでないことは、私も認めます。

しかし、ことセールス文章に関しては、私は意識的に用いるべきだと考えているんです。

というのは、接続詞がナビゲーターの役割をしてくれるからです。

         *        *        *

私は文章を読むとき、接続詞に重点を置きながら読みます。

例えば・・・、

「しかし」という逆接の接続詞が出てきたら、前の内容と逆のことが、書いてあるんだな、と。

「ところで」という転換の接続詞が出てきたら、ここで話題が変わるんだな、と。

「つまり」という同列の接続詞が出てきたら、前の内容と同じことが、表現を変えて書かれているんだな、と。

要するに、このような接続詞があると、いちいち「この文とこの文はどういう関係なんだろう?」とアタマを悩ませる必要がないので、読む方はラクに読めるわけです。

         *        *        *

ところが、接続詞のない文章を読むときは、疲れます。

何の前ぶれもなく、いきなり話題が変わっていたり、突然、前の内容と反対のことが書かれていたりするからです。

クルマで言うと、前を走っていた車が、突然、ウインカーも出さずに、曲がったときのような感じですね。

しかし、まだこれはマシな方です。

厄介なのは、使い方が間違っている文章に出くわしたとき。 これは、もう大変です。読む方が混乱してしまうからです。

例えば・・・、

「だから」のあとに結論が書かれていなかったり、
「しかし」とあるのに、逆接になっていなかったり、
「なぜなら」とあるのに、前の文章の理由になっていなかったりすると、

思わず、「だから、なんなのよ〜!」と叫びそうになってしまいます。

注意しましょう。

5.句読点の使い方は間違っていないか?

●読点を打つ位置で意味が変わってしまうことも

句読点というのは、句点(くてん=「。」)と読点(とうてん=「、」)のことです。

で、これらをどこに打てばいいのかというのが、今回のテーマです。

まず、句点(マル)ですが、これはカンタン。一つの文章の終わりに打てばいいだけです。

ただし、注意が必要なのは、「?」や「!」で終わるとき。

これらの後には、「。」は不要ですので、お間違えのないように。

それから、もう一つありました。

それは、「  」(カギカッコ)の中の最後の文末です。

例えば、次のような文章の場合、

「ありがとう。とっても楽しかったわ。」と彼女は言った。

この場合、最後の「楽しかったわ」の後には、マルを打たないのが基本です。

         *        *        *

ややこしいのは、読点(テン)なんですが、皆さんは、どのような基準で読点を打っていますか?

適当?無意識?考えたこともない?

まあ、これって厳密な決まりがあるわけではないので、それぞれの好みでいいと言えばいいんですが、基本は、読者が読みやすいようにするために打つものですので、下記のような基準で打つのがよろしいかと思います。

1.接続詞のあと

 ※しかし、つまり、でも、ところが、そして、

2.主語のあと

 ※私は、皆さんは、本日は、

3.話が変わるところ

 ※〜〜〜〜〜ですが、
 〜〜〜〜〜なので、
 〜〜〜〜〜したところ、

4.声に出して言うときに、息継ぎするところ

 ※〜〜〜は、〜〜〜〜〜なので、〜〜〜〜〜〜しました。

         *        *        *

なお、下記のように、読点の打ち方によって、意味が変わってしまう場合がありますので、注意しましょう。

 A:弊社は、5階建ての茶色い建物の隣のビルになります。

 B:弊社は、5階建ての、茶色い建物の隣のビルになります。

Aの場合、5階建てなのは茶色のビルであって、この会社は何階建てなのかは不明です。

一方、Bの場合は、この会社が5階建てのビルになります。

特に、お客様への道案内の時など、こういうあいまいな表現は混乱のもとですので、注意するようにしましょう。

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堀内伸浩の「売れる文章」

筆者プロフィール

  • 堀内伸浩
  • 堀内伸浩(ほりうち のぶひろ)
  • 文章コンサルタント

    1965年元旦生まれ。奈良県出身。同志社大学卒業後、食品メーカー、企画編集会社を経て、30歳でマーケティングライターとして独立。現在は、主に中小企業や個人事業主を対象としたチラシDM文章添削塾を主宰する傍ら、チラシDMセミナー講師、ビジネスメール研修講師、さいたま市産業創造財団のチラシDM相談員などを務めている。主な著書に『「書く」マーケティング』『書いて売れ!』『あたりまえだけどなかなか書けない文章のルール』『ビジネスが加速する!すごい名刺』『最初の3秒で心をつかむビジネス文章術』『成功する!「ビジネスメール」入門』などがある。

    堀内伸浩公式サイト
    http://www.elm-p.com/

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