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相手の能力をグッと引き出す「教え方の極意」とは?

第3回 理想的な教え方とは?【PART3】

2008年12月26日

 
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まずは「信頼関係」をつくりましょう!

 「どこが解らないのか、本音を語って欲しいのは山々だが、なかなか言ってくれなくて・・・。」ということもよく聞きます。

 でも、ちょっと待ってください。自分が教わる立場だった時のことを思い出して欲しいのです。前回このコラムでも書きましたが、教える立場ではなく、「教わる立場」から考えて欲しいのです。

 どんな大先生でも、達人レベルの人でも、昔は教わる立場だったはずですね。ついつい忘れがちなのですが、「自分が教わる立場だったら」ということを、常々考えながら教えて欲しいのです。

 私は教えることを、そして教え方を教えることを仕事にしていますが、何かを教える場面では、まずは「信頼関係を構築すること」を最初は一番重要視しています。信頼関係というものは、直接は目に見えないものですが、一番大事なものです。家の建築にたとえますと、1階、2階など地上の目に見える部分だけに注目しがちですが、一番大切なのは、実は目に見えない土台の部分ですね。

 当たり前すぎて見過ごされがちなこの点を、「自分が教わる立場だったら?」という観点で再度確認して欲しいのです。そのために、まず次の質問を自分で自分にして下さい。「○○さんとの信頼関係を今以上に築くために、今からできることは何があるか?」という質問です。大きなことではなく、今日からできる小さなことをまず始めてみましょう。

「達成できたこと」に注目しましょう!

 教える立場の人は、優秀な人が多いので、上手くできない人の「できない部分」にばかり注目しがちではありませんか・・・?でも、できない部分やダメな部分ばかり指摘されると、人間だれでもやる気をなくすものです。最初は発奮して頑張ろうとするかもしれません。でも、マイナス点にばかり注目され続けると、「もう嫌・・・。」となってしまい、やる気をなくします。

 できていない部分をきちんと指摘することも、確かに大切です。そして以上に大事にしていただきたいのは、「できるようになった部分にしっかりと注目する。」ということです。マイナス点だけでなく、できればその数倍プラスの点に着目して欲しいのです。そして、できるようになる喜びを、一緒に味わってみませんか。
 上記の説明だけでは、まだピンとこない方もいらっしゃると思うので、具体例を挙げてみますね。

 紙を一枚用意して、真ん中に縦に線を引き2分割して、左の一番上に「自分だったらやる気がなくなる言葉とは?」と書き、右の一番上に、「自分だったらやる気がどんどん出てくる言葉とは?」と書きます。

 そして、自分が教える相手にどのような言葉をかけているか、思いつくまま書き出して欲しいのです。もし左側のマイナスの言葉が多かった場合は、それを右側にプラスの意味の言葉に書き換えていくのです。そして、教えている相手がやる気が出る言葉をどんどん探していくのです。教える時も、できるだけ左側のマイナスの言葉を減らし、プラスの言葉を増やすようにしましょう。

 すると、教える相手との関係がよりよくなってくるはずです。すぐに効果が現れる場合もありますから、一度試してみてください。

 自分に対しても、自分がどのような言葉を自分に対してかけているかも、このワークを通じて確認してみましょう。意外に自分で自分にきつい言葉をかけているかもしれませんから・・・。(笑)

 たったこれだけですが、効果は抜群です。
 必要なのは、紙とペンだけです。
 ぜひ友人も誘って、実践してみてください!

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対人関係をよりよくするコミュニケーション・スキル

筆者プロフィール

  • 田中省三
  • 田中省三
  • 国立大学法人・愛媛大学・客員准教授
    (神奈川県在住のため、集中講義のみ担当)
    プレゼンテーション専門コンサルタント
    トータル・エデュケイションズ株式会社 代表取締役。

    兵庫県伊丹市出身。子どもの頃は、内気でいじめられっ子で、人と話すのが大の苦手だった。それを克服するために、学生時代から様々な心理学やカウンセリング、コミュニケーション・スキルなどを猛勉強。 その後苦手を克服し、河合塾など大手予備校講師として全国を飛び回るまでになる。現在は、東海大学チャレンジセンター准教授を経て、現職。 現在は、大手一部上場企業〜中小企業の研修・講演・セミナー・大学などで、プレゼンテーションの極意や、コミュニケーション・スキルを教える。 最近は一般企業だけでなく、日本ユネスコ協会、国立教育政策研究所、国立循環器病センターなどで、教え方を教える。
    将来の夢は、子どもたちがワクワクしながら自分の大好きなことを伸ばせる学校を創ること。

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