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齊藤正明の「意見がドンドン出てくる会議のやりかた」

第5回 意見がたくさん出てくるための根本対策とは?

2008年5月15日

 
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●意見がたくさん出てくるための根本対策とは?

『意見が出てこない会議の対策』は、今回が最後の5回目を迎えました。

今までの1回目から4回目までは、比較的テクニックを重視した社員から意見を出す方法をお話してまいりました。

今回の5回目は、社員から意見を出すための根本対策について、おさらいも兼ねながらお話をさせていただきます。

社員から意見を出す方法で一番大切な事、それは、『どんな発言をしても許されるという雰囲気を作る事』です。

社員にとっては、発言をした後すぐに批判されないか怖い気持ちでいっぱいです。
もしあなたが、社員の発言に対して「もっとマモトな意見が出せないのかね?」というようなことを言ってしまうと、言われた社員は、以後、あまり手を挙げなくなります。

なぜなら、社員にとっては経験や知識があなたよりも少ないので、何が『マトモな意見』で、何が『マトモな意見ではない』かの判別がつかないからです。

ですから、「下手に発言をしたら、また文句を言われてしまう」と思い、発言をしなくなるようになるのです。

「社員の発言をまずは黙って聞くのが大事」とはわかっていても、なかなかできないというのが現状ではないでしょうか?

そこで、『まずは黙って聞く事のメリット』と、『どうしたら、黙って聞けるようになるか?』の両方についてお話をしてまいります。

●アイデアは“数”を出す事が大切な理由

一般的な話として、会議が始まった最初の段階でいい意見が出るという事はまれです。とある、某有名CM製作会社の方と食事に行った時の話をしたいと思います。

その方は若い時、「1本のCMを作るためには、まず800個の企画を考えてこい!」と、先輩社員に言われていたそうです。

もちろん、その800個の企画のほとんどはクズ同然だったそうです。
しかし、クズのような企画であっても一部使える部分があり、クズ同士使える部分を組み合わせたりする事で、ヒットCMを作っていったそうです。

その方は今、若くして部長という地位におり、私に『アイデアは質より量を出す事の大切さ』を教えてくれました。

私は元々、水産系の研究開発に携わっていました。「まずはアイデアの質ではなく、数が大事」というのは実は魚の世界でも同じです。

魚は多くの卵を産みます。魚の中で一番多く卵を産むのはマンボウです。

マンボウは、1回の産卵で3億個の卵を産み、無事大人になれるのは3匹程度と言われています。

魚の世界も、まずは“数”がないと種の生存が成り立ちません。

これは、魚類だけではなく私達ほ乳類も同じです。

ほ乳類は、産む子供の数こそ少ないですが、受精するまでに要する精子の数は、やはり億単位が必要です。

ですから会議においてでも、つまらないアイデアでも構わないので、まずはアイデアの数が必要と言えます。

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筆者プロフィール

  • 齊藤正明
  • 齊藤正明(さいとう まさあき)
  • 会議コンサルタント

    大学卒業後、メーカーの研究所にて勤務。 勤務先の研究所では、会議や意思決定の方法が統一されていなかったため不合理な指示が多く、理由がわからないままマグロ船に1航海乗せられるなどされるうち、体調を壊し1ヶ月の休職。それを期に、社員ひとりひとりの能力が発揮できるような、自由に意見交換ができる話し合いの場を作りたいと決意し、会議コンサルタントとなる。
    現在、一部上場企業から中小企業までの会議改善の指導を行い活躍している。

    齊藤正明公式サイト
    http://www.nextstandard.jp/

    廣済堂あかつきにて、昆虫のコラム
    『猛省キリギリス』も連載中!
    コラム『猛省キリギリス』

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