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下田直人の「優秀な社員が定着する会社を作る」

第2回 会社を好きになる

2008年2月26日

 
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今回は会社が好きな社員を作るちょっとしたコツをお伝えします。

最近の人出不足などの影響もあり、一人の社員に長く勤めてもらいたいと考える企業が増えてきています。
そもそも賃金制度等が能力に見合った理にかなったものになっているならば、人が辞めない方が、採用コストも圧縮できますし、会社のこと、商品のこと、顧客のことがよくわかった人が多いほうが生産性が上がるのでいいわけです。
つまり、勤続年数が長い人が多くいればいるほどよいわけなのです。
ただし、ただ単に長く勤めている人が多いのでは意味がありません。能力があることはもちろんですが、会社を愛していて、会社への帰属意識が高くかつ長く勤めてもらえる人が必要なのです。

そのような組織を作るためにはどうすればよいのでしょうか?
実は、意外とシンプル単純な仕組みでそれができるのです。

1.周りから羨ましがられる

人は自分が持っているものや所属しているものを他人から褒められたり、うらやましがられたりするとそれに価値を感じます。
つまり、あなたの会社が周囲から羨ましがられればよいのです。「あんな会社で働いてみたい」と周囲に思わせればよいのです。

大企業ならば、ブランドネームだけでもそのようなことが可能かもしれません。しかし、中小企業ではなかなか会社名だけで周囲の羨望を得ることはできません。
そこで様々な工夫が必要になってくるのです。
ポイントは、社員が友人などに何気なく話ができるようなものです。つまり、小さな自慢を一杯つくるのです。

例えば、ある会社では勤続1年以上の社員には毎年5日間の連続休暇を取れるような制度を導入しました。これに前後の土日をくっつけると9連休になります。
中小企業で9連休を取れる会社はなかなかありません。

これが、社員の話題となり、学生時代の友人などに話をするのです。
すると、友人から「すごい会社だ」とうらやむ声が多数聞こえてきます。それが会社の社員にとっては会社への帰属意識を高めるのです。

上記の会社もそのような人間心理に訴える策に出ました。しかし、特別に休暇を付与したのではなく、実は社員に付与されている有給休暇が5日間連続で使用できるにすぎないのです。
つまり、この制度を導入するのに新たに費用が発生したわけではありません。
見せ方の問題だけなのです。

2.プライベートでの仲間も多くいる

日本の企業は社員間の交流の場がどんどん少なくなってきます。
しかしながら、社員間の交流が密であればあるほど社員は辞めづらくなってきます。また、お互いのことを知り、基本的な人間関係が出来上がっていると仕事がスムーズに進み、ストレスが低減できますから、働きやすい職場になっていくのです。

ある会社では、社員のクラブ活動を積極的に支援しています。また、社員間が交流しやすいようなちょっとしたフリースペースを社内に設けています。
また、ある会社では社内版のSNS(ソーシャルネットワークシステム)を立ち上げ、その中で趣味のコミュニティなどを多数立ち上げ、社員間のコミュニケーションを活発にしています。

いずれの会社も仕事と関係のない会話や活動を通して、一体感を高め、会社への帰属意識を高めているのです。

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下田直人の「優秀な社員が定着する会社を作る」

筆者プロフィール

  • 下田直人
  • 下田直人(しもだ なおと)
  • 社会保険労務士事務所エスパシオ代表
    特定社会保険労務士、就業規則コンサルタント

    2002年8月創業。
    創業当時から、就業規則の作成を中心に事業を展開し、クライアントを全国に持つ。
    クライアントからは就業規則を作成したことによって、「社員に胸を張れる会社になった」「労務管理に自信が持てるようになった」「人が採用できるようになった」「離職率が下がった」「残業代が減った」「社内が活性化した」「業績が上がった」などの声を多数が寄せられている。
    中小企業の良き労務管理アドバイザーとして活躍している。

    http://www.sr-espacio.jp

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