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下田直人の「優秀な社員が定着する会社を作る」

第3回 採用を考える

2008年3月26日

 
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また、ある会社も新卒採用にこだわってお金をかけています。
この会社ではデザイン関係の専門学校の生徒を毎年7〜8名採用しているのですが、採用難の現在でも学校側から多くの優秀な生徒を推薦してもらっています。

その秘訣は、社長の就職課回りと会社見学会にあります。
この会社では、専門学校の就職課に社長が先頭になって訪問しています。総務部長などが学校訪問している企業が多い中で、社長自らが出向き、会社のビジョンや展望を熱く語っている姿は、就職課の先生に好印象を与えています。

このように時間もお金をかけているのですが、その結果が実を結び、よい社員がたくさん集まってくる会社になっています。さらに、時間をかけて丁寧に会社のことを説明しているので、入社後も会社と新入社員の間で仕事に対する考え方がかけ離れているこが皆無なのです。

適正を科学的に分析する

また、これらの会社は採用に対して科学的アプローチも忘れていません。面接などの人間の直感だけではなく、採用適性検査を行い、科学的分析の視点も忘れずに加えているのです。

弊社も「CUBIC」という人材診断ソフトを使った採用適性検査をお客様に提供していますが、そのような科学的アプローチを必ず行っています。
CUBICは20分程度で終了する質問に答えていくと、その回答結果から個人の特性分析を行うことができるソフトです。

このCUBICの例でいきますと、次のような活用方法があります。

採用試験として行う前に、まずは同じ問題を現有社員に行うのです。
その際に、ハイパフォーマーな人材、ミドルパフォーマーな人材、ローパフォーマーな人材などに分けてどのような特徴があるのかを見てみます。
そうすることで、自社で成果を上げやすい人材というのはどのような特性を持つ傾向にあるのかが明確になってきます。

傾向がわかることにより、新卒採用者の中でもパフォーマンスが発揮しやすい人としにくい人がある程度予測できるようになります。
さらに適性職種も出てきますので、配属先を決定する際の客観的データともなります。

以上のように、直感的アプローチと科学的アプローチをミックスすることで、あなたの会社の方向性にあった良い社員が採用できるでしょう。

いずれにしても、時間的余裕や金銭的余裕がないなどと言わずに、お金と時間をかけ、経営トップの優先課題として採用活動に取り組んだ会社が、会社の規模に関係なく会社利益に貢献する優秀な社員の確保を可能にしていると言えます。

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下田直人の「優秀な社員が定着する会社を作る」

筆者プロフィール

  • 下田直人
  • 下田直人(しもだ なおと)
  • 社会保険労務士事務所エスパシオ代表
    特定社会保険労務士、就業規則コンサルタント

    2002年8月創業。
    創業当時から、就業規則の作成を中心に事業を展開し、クライアントを全国に持つ。
    クライアントからは就業規則を作成したことによって、「社員に胸を張れる会社になった」「労務管理に自信が持てるようになった」「人が採用できるようになった」「離職率が下がった」「残業代が減った」「社内が活性化した」「業績が上がった」などの声を多数が寄せられている。
    中小企業の良き労務管理アドバイザーとして活躍している。

    http://www.sr-espacio.jp

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