皆さん、こんにちは。社会保険労務士の下田直人です。
5回目の本日は、社内勉強会の開催についてお話をします。
社内勉強会を開催していますか?
皆さんの会社では、社内勉強会を開催していますか?
東京商工会議所が調査した「中小企業の経営課題に関するアンケート」では、「“従業員の士気の向上やしつけ”のための取り組みを行っているか?」「“経営理念の共有や従業員の経営参画”のための取り組みを実施しているか?」というアンケート結果について、好業績企業と全体の二つの区分で公表しました。
その結果は、いずれも約15%ほど、好業績企業の方が実施率が高いことがわかりました。
ちなみにここでいう好業績企業とは、収支が黒字であり、かつ、売上が前年比「大幅増」もしくは「増」と回答した企業です。
この調査では、具体的にどのような取り組みをしているのかまでは不明でしたが、簡単な取り組みとして私がお勧めしているのが、「社内勉強会」という方法です。
この「社内勉強会」とは、社員さんの中から1名がリーダーになり、その人を中心に自主的に開いてもらうものです。あくまでも自主的なものとし、労働時間とは別に考えていきます。
社内勉強会のすすめ
この勉強会では、課題図書を題材に、皆さんで自由に議論してもらいます。
課題図書は、社員の皆さんが仕事や働くということを前向きに捉えるきっかけになるような書籍を選びます。
そして、事前に読んできてもらうわけですが、その時に漠然と本を読んでもらっても効果が半減してしまいます。そこで、あらかじめ設問を設けておき、読みながらそれに回答してきてもらいます。
当日は、設問表に沿って議論を進めていき、それぞれの意見を発表してもらいます。
設問は例えば次のようなものです。
・『小さいことでも見逃すとそこからバラバラになっていくんだ(p122)』を読んで、あなたが組織で仕事をする上で、守れていないルールがないか考えて記載してください。
・『うまくなるよりも大事なこと(p164〜p175)』を読んで、香取氏は「ヘタでもいい。一瞬一瞬で一生懸命にやることが大切」と考えています。あなたが、仕事を振返り、明日からお客様の為に一生懸命やってみたいと思うことを記載してください。
上記のような設問に答えてもらうことで、本の内容が本の中のことだけではなくなり、自分のこととして捉えられるようになります。
そして、自分の今の課題に気がついてもらい、その克服にどう行動すればよいのかを考えるきっかけとしてもらうのです。
また、共通の設問にみんなで答えるので、人の様々な価値観に気がついたり、他人の良い視点・意見を自分の中に取り入れることもできるようになります。
さらに、この勉強会を月1回ぐらいの割合で定期的に行っていくと、メンバー同士に一体感が生まれるようにもなります。
このような勉強会の繰り返しが、地味ではありますが、徐々に社員に仕事に対する向き合い方に変化をもたらしたり、経営への参画意識を芽生えさせるようになります。
すごく地味ではありますが、徐々に体の隅々まで考えが浸透するようなイメージです。
この勉強会、成功させるポイントは強制参加にしないことです。
最初は少人数でもかまいませんのであくまでも自主的に参加するメンバーでやっていきます。そして、興味を持った人がいれば少しずつメンバーに加えていけばよいと思います。
また、メンバーが8人を超えるぐらいになってくると、発言できない人がでてきますので、その場合には二つのグループに分かれてやるとよいでしょう。
このような社内勉強会に興味がございましたらば、弊社までご連絡ください。
設問表のサンプルと「勉強会の進め方」のレジュメを差し上げます。
【お問い合わせ先】
株式会社エスパシオ
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下田直人の「優秀な社員が定着する会社を作る」
- 第5回 仕事の意義を考える勉強会を開催しよう(2008年6月27日)
- 第4回 従業員ハンドブックを作る(2008年5月8日)
- 第3回 採用を考える(2008年3月26日)
- 第2回 会社を好きになる(2008年2月26日)
- 第1回 就業規則を作る(2008年1月23日)
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- 社会保険労務士事務所エスパシオ代表
特定社会保険労務士、就業規則コンサルタント
2002年8月創業。
創業当時から、就業規則の作成を中心に事業を展開し、クライアントを全国に持つ。
クライアントからは就業規則を作成したことによって、「社員に胸を張れる会社になった」「労務管理に自信が持てるようになった」「人が採用できるようになった」「離職率が下がった」「残業代が減った」「社内が活性化した」「業績が上がった」などの声を多数が寄せられている。
中小企業の良き労務管理アドバイザーとして活躍している。
http://www.sr-espacio.jp