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メディアPR戦略コラム!PRestの「テレビ報道の仕掛け方」

第12回 インタビューをうまく活用しよう!

2009年11月11日

 
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皆さま、こんにちは。PRest株式会社、鈴木秀逸です。

前回はテレビで取り上げられるメリット・デメリットと、取材時の注意点についてお話させていただきました。
本日は、上手なインタビュー対応術についてお話します。

●上手なインタビュー対応術

一、緊張するだけ損するテレビ取材

 普段、見ることのないゴツい機材を装備したカメラクルーや、テレビでしかお目にかかれない美しい女性アナウンサーやタレントが取材に訪れれば、緊張するなというのが無理な話なのかもしれません。
 しかし、テレビ取材は会社にとってもあなた自身にとっても、最大のチャンスです。緊張したり照れている場合ではありません。ここは開き直って落ち着いて臨みましょう。

 急遽、現場で撮影をお願いしたという場合、極度の緊張でコメントが支離滅裂ということがしばしば起こります。これでは、いくら編集作業があるといっても限界があります。内容をうまく伝えられなくなり、せっかくのチャンスを棒に振ることになりかねません。それに視聴者にとって、緊張している人物のインタビューは滑稽なだけです。伝えたい情報を、頭にインプットしてもらえるはずもありません。

 せっかく掴んだテレビPRのチャンスを活かすためにも、緊張をほぐすための方法を自分なりに会得しておきましょう。「手に人と書いて飲み込む」でも何でもいいです(笑)。特に、真面目な方ほど、正確に、完璧に、正しくインタビューに答えようとするあまりに普段使い慣れていない「ヨソいきの言葉」を急に使って自ら墓穴を掘って自滅してしまうケースが多く見受けられます。そんな残念な結果に終わっては意味がありません。

 真面目くさってインタビューに答える必要はありません。難しい専門用語で答える必要もありません。硬いビジネス会話をする必要もありません。
 取材には、できるだけリラックスをして自然体で臨んでください。微笑みを浮かべてときにはジョークも交えて、わかりやすい口語での受け答えがテレビインタビューでは、もっとも効果的に好印象に視聴者に伝わります。

二、質問内容を復唱しよう!

 インタビュー取材中に、番組ディレクターがもっとも困ってしまうのが、質問に対して「はい」「そのとおりです」としか答えてもらえないケース。極度の緊張から頭が真っ白になり、返事をするが精一杯となってしまうのでしょう。しかし、それではテレビPRのチャンスを十分に活かすことはできません。

 そもそも、インタビューは取材対象者の考えや思いを存分に話してもらう、もしくは思いや考えを引き出すための行為です。つまり、商材をPRする絶好のシチュエーションなのです。これが念頭にあれば、次のような受け答えにはならないと思います。

Q「○○のサービスは、主婦に大人気だそうですね」
A「はい」
Q「最近、急激に利用者が増えたそうですが……?」
A「そうですね」
Q「これは、あえて働く主婦をターゲットに選んだのが良かった?」
A「そうだと思います」

 通常、限られた時間内で放送するために、インタビュー内容の余分な部分は極力削って編集されて放送します。通常は、「余分な部分」=「インタビュアーの質問」です。上記のQ&Aをご覧いただければ一目瞭然ですが、インタビュアーの発言であるQ部分を削って、取材対象者Aのコメントだけを放送したら、何について話しをしているのか全くわからなくなります。インタビュアーの質問の仕方が下手な場合もありますが……。

 ここでいう番組側が求めているコメント内容は、主に「なんで、主婦に○○サービスが人気なのか」ということです。
 慣れないインタビューの最中に質問の意図を理解して、的確に回答するのは難しいと思います。そこで、簡単に使えるテクニックをお教えします。簡単も簡単、「復唱」です。インタビュアーの質問を復唱すればいいのです。試しに、先ほどのQ&Aに復唱テクニックを使ってみます。

Q「○○のサービスは、とても主婦のかたに人気だそうですね」
A「はい。そうですね、○○は今、主婦のかたに、とても多く利用していただいています。発売当初は……」
Q「最近、急激に利用するかたが増えたそうですが……?」
A「そうですね。最近、急激に利用するかたが増えてきたのは事実で……」
Q「敢えて働く主婦をターゲットに選んだのが良かった?」
A「はい。働く主婦をターゲットに選びました。今、日本全国で……」

 どうでしょう? 復唱するだけで、だいぶAのコメントが具体的になってきていると感じませんか? 多くの場合、インタビュアーが引き出したい内容は、質問の中にありますから、上手に復唱することで番組が求める回答ができるというわけです。

 しかも、この復唱テクニックには、さらに利点があります。質問内容を復唱することで自然と頭が整理され、後に続く言葉が出てきやすくなるのです。
 せっかくテレビPRのチャンスを得たのに緊張してしまい、うまく言葉が出てこない……。そんな状況に遭遇したときの救世主になるはずです。

 ただし、復唱テクニックは、編集作業が前提のVTR取材のときのみに有効です。生中継・生放送の場合は、復唱ばかりしていると不自然な感じになり、時間も足りなくなるので、インタヒュアーの質問にできるだけ具体的に答えるよう意識して、前もって準備してから臨むといいと思います。

三、カメラレンズは直視しない

 次に、インタビュー取材のときの視線についてです。カメラレンズを直視する、いわゆる「カメラ目線」は避けましょう。
 カメラレンズを直視すると、どうなるのか……。その放送を見ている視聴者にとって、あなたから直視されている状態が続くことになります。テレビを通して目と目が合うわけです。しかもインタビュー中、ずっと見つめられていることになります。

 見知らぬ人間に、じーっと見つめられる……はっきり言って気分がいいものではありませんよね。カメラ目線は思った以上に視聴者に不快感を抱かせます。好みのタレントとなると話は別ですが(笑)。

 安倍晋三元首相は、支持率が落ちはじめたころからテレビ取材には必ずカメラレンズを直視して対応していたのを覚えておられますか?「国民に直接話しかける」といった意図があったようですが、結果は非難の嵐。新聞やテレビなどの主要メディアからバッシングされ続け、ついにカメラ目線は姿を消すことになりました。
 一国の首相がやっても受け入れられなかったのですから、一般人であればなおさらです。

 取材を受ける際は、必ずリポーターや番組ディレクターがインタビュアーになります。インタビュアーに視線を移して受け答えをするようにしてください。特別、難しいことではありません。日常会話のときと同じように、相手に視線を持っていけばいいのです。カメラを意識しないで自然体で臨むよう心がけると良いでしょう。
 ただ、ディレクターから「カメラレンズを見てコメントしてください」などの指示があった場合は、番組に必要な演出なので従ってください。

本日はここまで。
次回は、PR会社についてご説明いたします!

◆コーヒーブレイク◆
テレビマンとの交渉でよく耳にするギョーカイ用語小事典

てれこ
 あべこべ、くい違い、入れ違いなど順序や位置が反対になること。もしくは反対にすることの総称。「そこの椅子と、テーブル、てれこにしてみようか」

ノンモン
「無音」の意味。

発々(はつはつ)
 発動発電機の略。

BGM
 せりふの背景に流れる音楽。現場ではさらに「BG」と略す。店内に流れる音楽の音量が大きい場合、「コメント録るのでBG落としてもらえますか?」

わらう、ばらす
 片づけること。「そこの植木鉢、邪魔だからわらって」。「ばらす」は現場を撤収するときなどの最後の片付け時に使う。

ロケハン
 ロケーションハンティングの略。ロケ現場の環境や照明の条件等を確かめ、作品のテーマに最もふさわしい撮影アングルやポジションを下見すること。

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筆者プロフィール

  • PRest株式会社 鈴木秀逸
  • PRest株式会社
    鈴木秀逸(すずき ひでとし)

  • 専門学校在学中より、日本テレビ系の特別番組での制作現場に入り浸り、以降は「ズームイン朝」「ズームインSUPER」の専属ディレクターとして活動。生中継枠、流行枠、芸能枠、特集枠などを担当し優秀な放送内容に送られる賞を多数受賞。2007年PRest株式会社設立、代表取締役に就任。局・番組を問わず多数の友人を持ち、メディア側の企画意図を熟知した情報の仕掛けに定評がある。

    パブリシティは「情報を仕掛けて、メディアを動かす」が指針。超攻撃型の対メディアPR戦略を展開中。

    PR会社/テレビPR戦略のプレスト

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