第4回 経営者に聞きたい!〜私たちのまち、かわさき〜
今回は、宮前区で親子二代に渡って地域に根ざし、地域の住宅事情を知り、人と人とのつながりを大切にしながら快適な住まい作りを提案し続ける、高橋工務店の高橋秀一さんをお訪ねしました。
掲載日:2009/06/22
―― まずはじめに、「高橋工務店」の事業やサービス内容をお聞かせください。
宮前区を中心に多摩区や麻生区など、周辺地域で新築やリフォーム、メンテナンスなど木造住宅に関する設計・施工を行っている工務店で、「棚一枚の取り付けから」をモットーに住まいのことなら何でも対応することを心がけています。
私の父の五蔵が川崎市で創業し、昨年でちょうど50年を迎えました。
私が現場を、弟の弘幸が渉外や広報などを、私の妻の由美が経理をと、家族でそれぞれ担当を分担しています。
―― 「地域の大工さんの良さ」を教えてください。
ひとつは、「すぐに駆けつけられる」ということがあると思います。
例えば、雨漏りをしていたらお客様は一刻も早く雨漏りを止めたいでしょうし、私たちからすれば「そのとき」じゃないと原因がわかりづらいので、雨漏りしている時に見なければなりません。ですので、すぐに駆けつけられるのは、地域の大工ならではだと思います。
また、「住む人が快適に暮らす提案ができる」ということもあります。例えば「棚を取り付ける」といっても、「誰が主に使い、何を乗せる棚なのか」によって素材や強度を考えなければなりません。その方の家族構成や生活スタイルなどを良く知る地元の大工だからこそ、「使いやすい棚」を提案できるのだと思います。
基本的に「良い仕事は、近い場所で」と考えています(笑)。
―― 家業を継がれたきっかけは?
小さいころからモノを作るのが好きで、材木の切れ端を拾っていろいろなものを作っていました。
3歳くらいのときにはすでに、秋田の父の実家で祖父と一緒に風呂に入っているとき「大人になったら、おっきい家を作るんだ」と話していたそうです。
結果として家業を継ぐ形になりましたが、父に反対されていたこともあり、もともとは継ぐつもりがなかったのです。
大学を卒業後には設計事務所に入っていましたし、その後に大工になろうと思っても、よその工務店でお世話になっていました。親父も私も、ちょっと意地になってましたし(笑)。
でも、少しずつ父の現場も手伝うようになり、最終的には家業を継ぎました。
今では、設計事務所での経験も活きていると思っていますよ。設計図はいわば「家のカルテ」であり、その家を見たことが無くても、設計図を見るだけでだいたいの現状はわかるんです。
―― 家業を継がれて苦労されたことや嬉しかったことなどありますか?
仕事は、どんな仕事でも楽ではないのは当たり前です。ほかの人から見ればたいへんそうに見えても案外楽だったりすることもありますし、逆に楽そうだけどたいへんということもあります。苦労を苦労と思わないのが仕事なのかなあと思います。
嬉しいのは、施主様から「想像以上によかった」と言われること。施主様一人一人とは毎回真剣勝負で臨んでいるだけに、「ありがとうございました」と感謝されるときが一番嬉しいですね。
やはり、施主様によって異なる生活や習慣を考え、直面している仕事以外の部分でも施主様の心を読み、千差万別のご希望や注文に答えを導いていくという基本を大切に仕事したからこその嬉しさなのかなあと思います。
また、建材メーカーのトステムが主催する「トータルハウジング大賞」で、4年連続で表彰いただけているのも、「お客様の立場になって考える」というご提案によって、ご満足いただいているからこそと思っています。
高橋工務店
http://www.daiku-san.net/
新築からリフォーム、そして棚一枚の設置依頼に至るまで。
宮前区で親子二代に渡り家族ぐるみで大工を営む高橋工務店は、施主のニーズをあらゆる側面から分析する地域密着型の施工をモットーとしています。その実績により、トステム株式会社の「トータルハウジング大賞」4期連続受賞、また川崎市の「新エネルギー振興協会」の設立に参加しWebや広報誌制作も担当。さらには地域の施工を考える研究会「ロコビルダー」のレギュラー会員を務める等、プロフェッショナルとしての技術探求に邁進する毎日です。
- 所在地
- 川崎市宮前区菅生2-21-12
- TEL
- 044-977-2348









